”広告の理解を深める”
第一章『広告=来店客数増加・新規顧客獲得』
広告にコストをどう配分するかが一番重要です。
何に大切な資金を投入するかという事です。
例えば、テレビ・ラジオCM、雑誌、新聞広告、WEB広告など
様々な種類の広告がありますが、店舗の立地、規模に合わせた広告を採用することが重要なのです。
まずは立地に沿った内容を解説致します。
また、この解説は3部構成で解説します。
このページで第一章、興味がわきましたら、第二章、第三章へと進めてください。
あなたのお店どういった場所にありますか。
①都心の主要駅、駅ちか、または徒歩圏内。
物件特性 (家賃高めで空きが出てもすぐテナントが入るような物件、一見さんも多く入店される可能性は高いが、ライバルも多い。)
②駅から少し歩くが有名な観光地の近く。
物件特性 (老舗がずっと入っていることが多い、チャンスがあれば入居出来る?)
③住宅街、近隣に在住か、近隣の住宅に用がないと訪れない地域。
物件特性 (賃料は比較的低価格、入居はし易いが、開店後ある程度認知されれば一見さんは早々来店されない。)
今回は特に③のような地域に絞って解説します。
もちろん①②の立地の方にも参考になる内容です。
完全な住宅街、ローカル駅の近隣店舗の場合、どのような広告は効果的か。
広告といえばで一番い思いつくのは・・・
・マス広告(テレビ、ラジオ、雑誌、新聞等) ➡ ③の場合、予算が相当ある場合を除き必要ないと考えます。
・インターネット広告(パソコン、スマホ等で閲覧できる広告) ➡ SNSやWEBサイトで地道に発信することで徐々に効果を高めることができるでしょう!高額のインターネット広告は要注意。効果はハイリスク、ローリターン。
・SP(セールスプロモーション)が一番成果を発揮するでしょう。
日本語で販売促進、販促活動です。
SPと言えば新聞折込チラシ、ポスティングが有名ですが、使われた事ありませんでしょうか。
この手法も今でも実際に使われており有効な手段です。
成果は0.01~0.03%と言われています。
さて、ここからが重要です。
広告といえば、費用がかかるというイメージがわきませんでしょうか。
広告費用をかけてどのくらいリターンがあるのか。
例えば、1週間のキャンペーンで10万円の広告費用かけたとします。
通常の売上が、既存で1週間50万円の売上を見込める場合、広告費用を上乗せした60万円の売上で満足できますか。
広告費用を引いて10万円上乗せのリターンの70万円くらい売上が上がれば、ひとまずは成功と言えませんでしょうか。
それではさらに中身を見ていきます。
広告で得られる利益は単純に売上倍増ではありません。
広告を実施して一番の収穫、来店客数を増やし獲得すべきは新規顧客、当面訪れてくれなかった顧客の再入店を誘引することが目的なのです。
広告を導入していきなり繁盛店になれるわけではありません。
売上が2倍3倍になるわけではありません。
毎月、各週と継続して発信することで2倍3倍の売上に繋がっていくのです。
いつかは行列が出来る繁盛店へ!
一つの広告でいつも同じ売上でも、広告で注目を集め、来店客数を増やし新規顧客等、既存の顧客以外のお客様を獲得することが
とても重要なのです。その顧客が2度目の来店、3度目の来店、常連さんとなり、店舗のファン増えて繁盛店になっていくのです。
広告=来店客数増加させ、新規顧客獲得
広告 ➡ 売上倍増ではないという事を理解する必要があります。
広告実施 ➡ 売上はそこまで大きく上がらなくても『来店客数がどのくらい増えたか、新規顧客が何組獲得できるかを目標にする』と考えられる様になった場合、次のステップに進みます。
広告を実施する時期は売上がほしいと思う時期も、もちろんそうですが、常日頃から広告のサイクルを回し日常化することがと重要です。また、広告費用がそこまで大きくなければ月に数回実施しても大きな負担になりません。
①②の立地で営業していれば、週末は特に新規顧客、一見さんが多数集まりますので、
新規顧客、一見さんが、どのように入店いただくかを考えた広告手法を展開するか考える必要があります。
③の地域で営業している場合、1週間の新規顧客の入店は数える程度ではありませんでしょうか。
広告を利用することで新規顧客の入店は倍増するでしょう!
そして、その新規顧客のうち何組を店舗、料理、またはスタッフの虜にすることができるでしょうか。
新規顧客を常連さんになるまで育てることが一番重要です。
広告を打って終わりではなく、広告を打って始りなのです。
1回の広告費用が大きくなければ、繰り返し広告を利用できると感じませんか。
それでは次の章として予算をかけずに広告を実施する方法を解説します。
『予算をかけずに広告を展開する』解説ページへ
ちなみに主要都市の場合はこんな感じでしょう。大きくコストをかけて大きくリターンがある場合もあります。
①都心の主要駅、駅ちか、または徒歩圏内。 ➡ 予算があるならマス広告、インターネット広告も効果的
②駅から少し歩くが有名な観光地の近く。 ➡ インターネット広告で近隣の観光地の情報を探しているユーザーをターゲットに露出する。観光サイトの近隣のスポットのページにバナー広告や動画広告を貼り付けるなどが効果的。
効果が見込める分、費用は安くはありません。ハイリスク、ハイリターンです。必ず高額の広告費用を回収出来るとは限りません。予算がたくさんあれば様々なことに挑戦できます。
1日でも早く、家賃、人件費の赤字を減らしたい。
極端な話をすると、1日でも早く繁盛させるか、閉店すべきかの結果を出したいのであればリスクをとってマス広告、インターネット広告に挑戦するのも効果的ですが、まずは、上記手法で地道な販促活動を実施することをお勧めします。